【犬は飼い主の分身?】犬は飼い主に似てくることが判明

しばしの日本滞在も終わり、無事イギリスに戻ってきました。

毎日ティドルをモフモフしてます。

さてさて、旅の道中、なんとなく獣医ニュースサイトを覗いていたら、面白い研究記事を発見したので紹介します^^

『犬は飼い主と似る』『一心同体』とよく言いますが、それがただの思い込み・願望ではないことが明らかに!

アメリカ・ミシガン州立大学の社会心理学者William Chopik教授と彼の研究チームが行なった研究によると。。。

『人と同じように、犬の性格は時間とともに変化する。そして、飼い主の性格に影響を受けているようだ』

ということがわかったそう!

やっぱり犬は飼い主と似ちゃうんですね^^

 

大規模な調査

今回の研究は1681匹の犬とその飼い主を調査した大規模なもの。

集められた犬たちは、50種以上の異なる犬種で、性別や年齢も様々。

飼い主たちに自分自身と飼っている犬の性格・行動について質問に答えてもらいました。

そして、気になる結果はというと。。。

  • 犬の性格は時間(成長)とともに変化する
  • 犬の性格は飼い主の性格に影響を受ける・似てくる

 

犬の性格は変化する

Chopik教授は当初、『犬の生活環境は人間と比べて変化が少ないため、犬たちの性格は生涯、基本的にあまり変わらないだろう』と思っていたそうです。

ですが実際には。。。

人間と同じように、犬の性格は成長と共に驚くほど大きく変化することがわかりました。

年齢による変化の特徴としては

  • 恐怖心は年齢によってあまり変化しない
  • 人への攻撃性、トレーニングへの反応、他の動物への攻撃性は6−8歳ごろにピークを迎え、その後あまり変わらない(または少し減少する)
  • 活発性・興奮性は若い方が高く、年齢を重ねるごとに落ち着く(そりゃそうだよね。。。^^;)

つまり若い犬は元気いっぱい、興奮しすぎることもありトレーニングは簡単にいかないことも、、、だが、人や他の動物への攻撃性は少ない。

中年(6−8歳)になるにつれて、落ち着きが出てきてトレーニングへの反応が良くなるが、人や動物への攻撃性はこの頃がピーク。

老犬になってくると、ちょっと頑固になりトレーニングへの反応は中年期ほど良くない。ただ、攻撃性などは少し減少する傾向も。

 

子供の頃は好奇心旺盛で、どんどん色んな事を吸収する。社会人になりさらに色々学び・経験して人格が形成され、ちょっと周りに対して厳しくなることも。。そして歳を重ねるごとに頑固になったり丸くなったり^^

なんだかほんと人間みたいですよね(笑)。

 

犬の性格は飼い主に似てくる

また、今回の調査結果によると犬の性格は年齢だけではなく、飼い主の性格にも影響を受けていることが明らかになりました。

たとえば、自分の性格を外交的と答えた飼い主は、自分の犬の性格についても元気で活発と評価する傾向があり、

自身を同調性があり誠実で人付き合いが上手と答えた飼い主は、自分の犬は人と人間のどちらに対しても攻撃的なところはないと回答する傾向が。

反対に、自分の性格をネガティブに評価した飼い主は、自分の犬についても怖がりで、躾が入りにくいと評価することが多かったようです。

犬は人の心を読む天才。飼い主さんの気分のアップダウンを敏感に感じとります。犬にとって飼い主さんと過ごす時間が全てなので、飼い主さんに同調し、時が経つにつれ飼い主さんに合わせて性格に変化が生まれるのも納得ですよね。まさに『犬は飼い主を映す鏡』。

 

ただ、飼い主さんが自分のライフスタイルや性格に合った犬を選んでいる可能性、私たち人間が犬の方に寄せている可能性だってあります。

(*猫の場合は、かなり人間が猫の性格に影響を受けている気がします。。。^^;)

そして、やはり生まれながらの性格、親からの遺伝、犬種特有のものなど、様々なことも影響を及ぼします。性格形成は複雑です。

とは言うものの、今回の調査で『犬の性格が変わること・変われること』『人間が犬の性格に大きな影響を与えること』がわかったのは紛れもない事実。

『犬の性格が変わること・変われる』は大人になってから保護された犬たちでも、性格が変化したり、トレーニングで変わっていく姿なんかを見ていると納得ですよね。

『人間が犬の性格に大きな影響を与えること』、、、なんとなく思い当たる節がある飼い主さん、多いのではないでしょうか?

我が子(犬)に幸せになってもらいたければ、自分も幸せになるように、信頼してもらいたければ、自分も信頼するように、、愛犬の事を考える時、まずは自分のことを振り返ってみるのもいいかもしれませんね。


▶︎参考資料

 




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ABOUTこの記事をかいた人

香川県高松市出身 地元香川の高校卒業後、ニュージーランドでの語学留学・大学進学準備コースを経てオーストラリア・メルボルン大学獣医学部に進学。現在イギリスで臨床獣医師として働いています。