マタニティー・パタニティー・ペタニティー?!?!

マタニティー休暇やパタニティー休暇はイギリスで日常的に耳にする育児休暇の一種ですが、

最近、『ペタニティー休暇(’Peternity Leave’)』または『パウタニティー(‘Pawternity Leave’)』という言葉も耳にするようになりました。

  • マタニティー休暇=母親のための育児休暇
  • パタニティー休暇=父親のための育児休暇
  • ペタニティー休暇=????

みなさん何だかわかります?

 

『ペタニティー休暇』とは?

『ペタニティー休暇』とはペットのための育児休暇のこと

子供が誕生した際、両親に育児休暇が支給されますよね? それなら、家族の一員であるペットを迎え入れる際にもなんらかの育児休暇を支給すべきだ!という考えに基づき導入されたのがペット育児のための有給休暇、『ペタニティー休暇』です。

基本的には新しいペットを迎える従業員に対し、1−2日(多いところでは1週間以上)の有給休暇が支給されます。

まだまだ少数派ですが、イギリスでは『ペタニティー休暇』を取り入れる会社が年々増えてきています。

 

どうして『ペタニティー休暇』?

新しいペットを家族に迎え入れるということは決して簡単なことではありません。新しい環境や家族に慣れるにはそれなりの時間が必要ですし、最初の数日は特に環境の変化やストレスなどで体調を崩してしまうペットも少なくなりません。動物病院に登録したり、診察を受けたり、家の環境を整えたり、絆を深めるための時間を持ったり、、、することはいっぱい。

時間がいくらあっても足りない!って気持ちになっちゃう飼い主さんが多いと思います。家族の誰かが常に家にいてくれるという環境が整っていれば問題ありませんが、なかなかそうはいきませんよね。

新しいペットを迎え入れる際、ペットのために有給休暇を取ること。。。イギリスではそんなに珍しくありません。ですが、ほとんどの場合が自身の年次有給休暇の一部を使うことになります。

休みが取れるだけいいじゃないかと思うかもしれませんが、欲をいうなればペット用の休暇が別途もらえるならそれにこしたことはありませんよね。

また、ペットに対して理解がある会社はペットにとっても飼い主にとっても理想的ですよね。

 

どんな会社が『ペタニティー休暇』を取り入れているの?

有名なところでいうと、スコットランドに本社を置くビール製造販売会社『BrewDog(ブリュードッグ)』、ペットフードブランド『Mars Petcare』, マンチェスター近郊のIT会社『BitSol Solution』、ペットショップブランド『Pets At Home』などがあげられます。

そして、ペタニティー休暇制度の波が、いよいよ獣医業界にも進出してきました。

つい最近、『White Cross Vets』というイギリス北部に多くの分院を持ち80年の歴史を持つ動物病院が従業員全員、約220人に対し『ペタニティー休暇』を支給することを発表しました。これにより、新しく犬・猫・うさぎを迎え入れる従業員に対し、最大2日間のペット休暇が支給されることになるそうです。ペットと共に勤務することを了承している病院は多くありますが、ペット休暇を導入した動物病院はココが初めて!これを皮切りに、ペタニティー休暇が獣医業界でもスタンダードになる日も近いかも?!

ペタニティー休暇に関しては、賛否両論あるようですが、ペットに優しくなれる余裕があるというのは人にとってもプラスになると思います。

ペットに優しい社会・会社・環境、いいじゃない♪と思う今日この頃です。

 

参考ページ


▶︎『Vet group introduces ‘paternity’ leave for staff』

 




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ABOUTこの記事をかいた人

香川県高松市出身 地元香川の高校卒業後、ニュージーランドでの語学留学・大学進学準備コースを経てオーストラリア・メルボルン大学獣医学部に進学。現在イギリスで臨床獣医師として働いています。