【チャリティー大国イギリス】その秘密は『楽しく・無理せず・自分スタイルで』


みなさん、こんにちは。

このたびの台風19号により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復興を心からお祈りいたします。

既に台風19号の災害支援寄付が様々な媒体を通して始まっているようです。

台風19号災害支援

*ページの下の方に、支援募集している自治体のリストがあるので、そこから自分が寄付したい自治体を選んで寄付できます。

*Yahoo!基金の募金は海外のクレジットカードでも寄付可能です。私も少しですが、寄付させていただきました^^

  • 【長野県・災害時被災ペット相談支援センター】https://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/kurashi/aigo/aigo/saigaikyugo2019animal.html

*長野県は被災地域の動物救護活動等を行うための支援センターが設置されています。義援金やボランティアの募集はまだ準備中なようですが、最新情報を定期的に要チェックです。

一人ひとりの小さな思いや行動がきっとたくさんの人や動物を救う力になります。みんなで助け合いましょう!!

さて、、、

久々の投稿はイギリスのチャリティーについてお話ししたいと思います。

イギリス動物愛護先進国と言われているイギリス。それを支えているのは多くのチャリティー団体やボランティアの人々です。

イギリスの民間チャリティー団体は影響力・経済力がものすごく、寄付金もびっくりするくらい集まります。また、ボランティアもたくさん集まり、チャリティー団体の持続力にも目を見張るものがあります。

【持ちつ持たれつ】イギリスの動物病院と動物保護団体との関係

2019.03.01

どうしてそんなことが可能なのか・・・?

私自身もStreetVetというホームレスの飼い主に飼われている動物たちに獣医医療を届けるボランティア活動をしているのですが、先日のStreet Vetの野外セッションではいろいろな出来事があり、その秘密が少しわかった気がします。

ホームレスのペットへ獣医医療を!【路上の獣医師】StreetVetの活動

2019.03.09

とにかく楽しむ

ボランティアやチャリティーの活動ですが、苦しくなってしまうと、続けることは困難です。

とにかく楽しむこと!

動物病院やStreetVetの活動を通して動物関連のボランティアをしている人に会う機会が多いのですが、みんな生き生きしています。もちろん、動物の置かれた状況に対して怒ったり、悲しい気持ちになることもありますが、悲壮感や疲れた雰囲気はなく、動物を救うことを楽しみ、同じような志の人と活動することを楽しんでいます。

↓StreetVetでの一コマ😁 少し前の動画ですが。。暇があればこんな感じでワイワイやってます♪

 

StreetVet joining the love train❤ #homeless #family #pets #empathy #compassion #dosomethingfornothing
https://www.streetvet.co.uk/get-involved/

Carla Finzel Cámaraさんの投稿 2019年7月7日日曜日

 

とにかく自分が『楽しい!』と思えること・方法で実践するというのが一番。

イギリスにはたくさんのチャリティー団体がありますし、関わりかただって無限大。

自分にしっくりくる方法がなければ、新たに作ればいい。

とにかく楽しくないと続きません。

 

無理しない

イギリスでボランティア・チャリティー活動している人たちを見ていて思うこと。。。

『無理しない』

もしその活動が今の自分には合っていない、苦しいと思うと、無理はしません。

別の方法でサポートを続けたり、ペースダウンしたり、またはいったん休憩したりします。

また、個人レベルでも団体レベルでも言えることですが、保護している動物たちの環境をしっかりと保つため、そして自分の限界を把握して時には『断る』という行動もとります。

個人の生活・健康、また動物たちの生活の質、どれも大切です。なので、周りもそれを責めたりせずそれぞれの意思を尊重します。

そんな背景もあり、イギリスでは初めの第一歩を踏み出しやすく、たくさんの人が気軽にボランティア活動やチャリティー運動に参加できるんじゃないかなと思います。

無理なく始められて、軌道修正もきく、だから持続可能。

 

自分のスタイルで

『自分のスタイルで活動する』。。。これが前回のStreetVetのセッションで感じた一番のポイントです。

StreetVetの野外セッションは通常各回2時間なのですが、この2時間という短い時間の間に沢山の出来事がありました。

まず開始早々、50代くらいの女性と10代後半〜20代前半くらいの女性親子がニコニコしながら私たちのブースへ向かってきました。

彼女たちがもってきた荷物の中には沢山のドッグフードとおもちゃたちが。。。そして、ドッグフードの袋には『フレディーより』と書かれています。

話を聞いてみると、フレディーとは彼女たちの愛犬の名前で、つい先日天国へと旅だったのこと。。。

『フレディーのご飯やおもちゃをみると今もまだいろんな気持ちが込み上げてくる。。。だけど、フレディーはきっと自分が他の犬たちの役に立てるとすごく喜ぶと思って。。。だから彼のご飯とおもちゃを寄付したい』😭😭

と、沢山のドッグフードとおもちゃ、そしてフレディーと家族の思いをプレゼントしてくれました。セッション開始早々、胸いっぱいの気持ちに❤️

そうこうしていると今度はゴージャスなマダムが私たちの方へやってきました。

そして、私の手をガシッと掴み『あなたたちのしていることは素晴らしい!!本当にありがとう!!』と言ってなんと100ポンド(1万4000円くらい)をStreetVetへの寄付して颯爽と去って行きました。

その後も、沢山の通りすがりの人たちから「ありがとう!」「素晴らしい!」との言葉のプレゼントをもらい、色々と胸いっぱいになっていると

今度はなんだか見覚えのある犬が私たちの目に留まりました。間違いなくStreetVetの患者で若いホームレスの男性に飼われているワンコです。その犬のことはひと目見てすぐに分かったのですが、飼い主の姿に私たち一同皆びっくり!!前回見たときの彼は無精髭を生やして、髪もボサボサ、服もヨレヨレな感じだったのですが、そんな姿から一変!髪をピシッとセットして、パリッと服を着こなし清潔感が溢れて別人のように生き生きしているじゃないですか。今はまだ週に4時間だけど働き始めて、家も見つかり、色々といい方向に進んでいっていると報告してくれました。『こうやって人も動物も救われる姿見てると、この活動してて良かったー!って思うよね』と、雛鳥を送り出す親鳥のような心境で一同感動🥺

そんなこともあり『あ〜今日は心揺さぶられることが多いな〜』と思いながら、StreetVetの荷物整理をしていると大きな封筒を発見。

『なんだろう?』と中を見てみるとStreetVetの患者で最近亡くなった犬の絵が出てきました。その絵は地元の画家さんが亡くなった犬の飼い主のために描いてくれた絵。も〜その絵がもの凄くすごく素敵で、飼い主さんにとって、愛犬がいつもそばにいてくれるようで心強く、一生の宝物になること間違いなし。きっといろんな事を乗り越える力になるはずです。

こんなふうに2時間という間に

一家族は、自分の愛犬が残した物を寄付することで
一女性は、お金と言葉を
ある人は、言葉を
ホームレスの男性は助けをしっかり受け取り一歩前へ踏み出し
画家のアーティストは絵をプレゼントすることで
私たちStreetVetの獣医師と看護師は時間とスキルを提供することで

みんなそれぞれ方法は違うけど、自分ができることを自分で考えて、自分のスタイルで思いを形にしていて、それが『動物を助けたい』『誰かの役に立ちたい』という共通の思いで繋がっていて、

あぁーだから続けられるんだ。だから、楽しいんだ。となんだかイギリスのチャリティー文化のパワーの源を少し垣間見た気がしました。

どんな形でもいいんです❤️




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ABOUTこの記事をかいた人

香川県高松市出身 地元香川の高校卒業後、ニュージーランドでの語学留学・大学進学準備コースを経てオーストラリア・メルボルン大学獣医学部に進学。現在イギリスで臨床獣医師として働いています。