イギリスは今日から4連休、イースターホリデーです。
イースターを日本語に訳すと『復活祭』。イエス・キリストが十字架につけられて処刑された後、3日後に復活したことを祝うキリスト教にとってとても大切なイベントです。また、イースターは春の自然の蘇りを祝う日でもあります。
そして、イースターに欠かせないのが『うさぎ』と『卵』。『うさぎ』は沢山子供を産むことから豊かな生命の象徴として、『卵』は生命の始まりの象徴として、復活祭のシンボルとなっています。

本来は、ゆで卵の殻にカラフルな彩色を施したり、綺麗な包装をしたりして復活祭をお祝いするのですが、最近では本物の卵の代わりに卵型のチョコレートやうさぎ型のチョコレートが広く用いられるようになっています。
そしてこの『チョコレート』、、、動物病院で毎年ドラマを生み出します。
その名も『チョコレート中毒』
毎年、この時期になると必ずと言っていいほど『うちの子がチョコレートエッグ食べちゃった!!!』という電話がかかってきます。
飼い主さんの目を盗んで、パクッと食べちゃういたずらっ子が結構いるんです。。。

知っている方も多いと思いますが、チョコレートは犬猫などの動物にとって有害です。
チョコレート中毒の原因
チョコレート(カカオ)にはテオブロミンというカフェインと似た構造を持つ苦味成分が含まれています。そしてこのテオブロミン、主に心機能や中枢神経に影響を与え、犬や猫が大量に摂取した場合、死に至ることもあります。
症状の度合いは、動物のサイズ、食べたチョコレートの量、チョコレートのタイプによって大きく変わってきます。ベーキングチョコレートやダークチョコレートなどのように色の濃いチョコレートほど毒性が強くなり、ほとんどの場合、食後4−24時間の間に症状が出ます。
チョコレート中毒によって引き起こされる症状
- 嘔吐(血を含む場合もある)
- 下痢
- 興奮・情動不安
- 速い呼吸
- 筋肉の緊張・運動失調
- 動悸
- 痙攣・発作
- 死
チョコレートの致死量は?
チョコレート中毒の原因成分、テオブロミン。致死量は100-200 mg/kgと言われていますが、20 mg/kgから中毒症状が出ると報告されています。
例えば体重10kgの犬の場合。。。
症状が出る量:
-
- ミルクチョコレート:80g
-
- ダークチョコレート:30g
- 砂糖を含まないベーキングチョコレート:10g
致死量:
-
- ミルクチョコレート:400g
-
- ダークチョコレート:155g
- 砂糖を含まないベーキングチョコレート:50g
ご覧の通り、ミルクチョコレートの場合は相当の量を食べない限り致死量に至ることはありません。ですが、カカオ成分の高いダークチョコレートやベーキングチョコレートは少量でも重症の中毒を起こす可能性があるので要注意です。
便利なリンク・コンタクト
チョコレート中毒計算機
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動物毒物情報ライン
イギリスには飼い主のための24時間体制の毒物情報ラインというものがあります。獣医毒物情報サービスVPISによって運営されており、膨大な情報・統計を元に専門家がアドバイスしてくれるサービスです。有料(£30)ですが、知識豊富な専門家にアドバイスしてもらえる頼りになるサービスです。動物病院へ連絡すべきか、行くべきかわからない時、一番信頼できる情報機関です。




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