こんにちは。早いものでもうすぐクリスマスですね。
イギリスは街も家も、どこもかしこもクリスマス一色。
我が家もクリスマス仕様に飾り付け。
イギリスでクリスマスというと、家族で集まり、ご馳走を食べ、お互いにプレゼント交換をして、近況を報告し合う家族団欒の日。一大イベントです。日本でいうお正月のような感じですね。
そんな楽しく賑やかなクリスマス。家族の一員であるペットと一緒に楽しく過ごしたいですよね。今日はクリスマスシーズンをペットと共に安全に過ごすためのポイントについてお話ししたいと思います。
注意するべき食べ物
チョコレート
チョコレートはイギリスでお祝い事に欠かせないスイーツ。この時期になると、お歳暮のような感覚でチョコレートを友人や家族にプレゼントすることが多く、家中チョコレートでいっぱいになります。以前、『Happy Easter!! イースターホリデー開始!』で述べた通りチョコレートは犬猫にとって有毒です。クリスマスシーズンはイースターホリデー同様『チョコレート中毒』がグンと増える時期。命に関わるケースは稀ですが、胃洗浄や輸液などの処置が必要になる場合があります。
[aside type=”boader”]最近はオンラインでチョコレートの危険度をチェックできるチョコレート中毒計算機もあります。
夜間診療・救急外来専門のVetsNowが公開しているチョコレート中毒計算機は使い方もとても簡単!
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念のためにチェックしたい時、動物病院へ連絡するべきか迷っている時なんかに役に立ちます。
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ただ、一番早く安心安全なのは、動物病院・専門機関へ直接連絡をしてアドバイスを仰ぐことです!
ぶどう・干しぶどう(レーズン・サルタナ・カラントなど)また、それらを含む料理(クリスマスプディング&ミンスパイ など)
ぶどうは犬にとって危険になり得る食べ物。急性腎不全になってしまう可能性があります。厄介なことに、ぶどう中毒のメカニズムや致死量など詳しいことは未だはっきりしていません。ぶどうを大量に摂取しても平気だったというケースもあれば、少量でも死に至ったというケースも報告されています。中毒の因果関係など詳しいことが解っていない上、最悪の場合少量でも死に至る可能性がある『ぶどう』。現段階では避けることが懸命です。そして、万が一食べてしまったら、すぐに動物病院に連絡をし、最悪の事態を想定して処置することをお勧めします。猫のぶどう中毒の症例は犬に比べて少ないですがゼロではありません。猫がぶどうをそのまま食べるというケースは少ないと思いますが、ぶどう・干しぶどうを使ったクリスマスプディングやミンスパイなどには猫も興味を示す可能性があります。十分注意しましょう。
マカダミアナッツ
マカダミアナッツもクリスマスシーズンによく見かける食材。マカダミアナッツは犬が摂取した場合、無気力、嘔吐、 異常な高熱、 筋硬直、ふるえ、心拍の増加などの症状を引き起こす危険性があります。中毒症状は通常24−48時間以内に治ると言われていますが、マカダミアナッツ中毒が疑われる場合は動物病院に連絡を。猫の中毒症例は今現在報告されていません。
鶏・七面鳥の骨
クリスマスといえば七面鳥(または鶏)の丸焼き。骨は加熱されると固く、割れて刺さりやすくなります。場合によっては食道や胃腸で閉塞を起こしたり、消化器官を傷つけてしまうことがあります。実際に、命に関わるほどの重傷症例を何件か見ています。肉や骨は犬猫の大好物。食事中は絶対に目を離さず、食べ終わったらすぐに後片付けを。中には飼い主さんが不在・寝ている際にゴミ箱をあさって骨を食べてしまう子もいるので、食べ物などのゴミは犬や猫がアクセスできない場所に保管することをお勧めします。
アルコール
クリスマスの時期はアルコールの消費量が増える時期です。朝から家族や友人と陽気にアルコールを摂取なんてことも。飲みかけのアルコール類が家中のいたるところにあり、ペットが誤って飲んで(舐めて)しまうということも珍しくありません。ペットもアルコール中毒を起こしますので、アルコールの管理はきっちりと。
注意するべき装飾品・観葉植物
本物のクリスマスツリー
イギリスでは本物のクリスマスツリーが近所のスーパーなどで簡単に手に入ることもあり、本物のツリーに飾り付けをすることも全く珍しくありません。ただ、このクリスマスツリー、嘔吐下痢などを起こす軽度の毒性があるので好んで噛んだり食べようとする子には要注意です。
ツリーの飾り・ラッピング
キラキラしたクリスマスの飾りつけはペットにとって魅力的。装飾品の誤飲はクリスマス時期に多いトラブルです。異物の誤飲は胃や腸などで閉塞を起こす危険があります。ボール状の飾りや大きめのオーナメントはもちろん、ティンセル飾りやラッピングリボンなど小さなひも状の飾り付けも重度の腸閉塞を起こしていまう可能性があります。クリスマスの飾り付け・ラッピングはペットの手(口)の届かないところに置くようにしましょう。
またクリスマスツリーの飾り付けなどに使われる電飾にも要注意です。誤って電飾のケーブルやコードを噛んでしまうと感電する危険があるので、電飾類の配置には十分に注意を。
スノードーム・エチレングリコール(不凍液 ・Antifreeze)
不凍液(Antifreeze)によく使われる化学物質エチレングリコールは犬猫にとって非常に毒性の強い物質です。エチレングリコールは致死量がものすごく少ない上、甘くて美味しい香りがするので犬や猫が誤って舐めてしまうことが多い厄介な毒物。希釈されていないエチレングリコールの最低致死量は、猫では1.4ml/kg、犬では4.4-6.6ml/kg。ほんのちょっと舐めただけで急性腎不全を起こし死んでしまう劇薬です。エチレングリコール入りの不凍液は自動車のエンジン冷却水の凍結を防ぐために用いられることが多いのですが、クリスマス飾りでおなじみのスノードームの中の液体にも使われることがあります。スノードームが割れたり壊れたりすることは稀ですが、起こりうるアクシデントです。スノードームを購入する際は液体成分の表示をチェックするようにしましょう。液体成分の内容が曖昧なスノードームは買わないようにすることが懸命です。
観葉植物
クリスマス時期の観葉植物としてよく売られているユリ・ヒイラギ・ポインセチア・宿り木にも要注意。ユリは猫にとって猛毒です。急性腎不全を引き起こす致死率の高い危険植物で、実際にユリ中毒で亡くなった症例を経験しています。家には絶対置かないように。ヒイラギ・ポインセチア・宿り木といったクリスマス恒例の植物も犬猫には軽度〜中度の毒性があります。家に飾る際はペットの手(口)の届かないところに。
ゲストへのお願い
ゲストへのお願い・教育も大変重要なポイント。『あげてはいけない食べ物』『ペットの性格(人見知り、〇〇が嫌い・苦手など)』『戸締り』について最初にしっかり説明するようにしましょう。小さな子供がいる場合は、大人が子供から目を離さないことを徹底しましょう。『Safe Haven (安全地帯)』の習慣がある子の場合は、ゲストに『Safe Haven (安全地帯)』のルールを説明することをお忘れなく。
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夜間・救急病院の下調べ
どんなに気をつけていても、思わぬトラブルやアクシデントは起こりうることです。そんな時に備えて夜間・救急病院の連絡先と場所をあらかじめ確認しておきましょう。
イギリスの動物病院は患者に24時間のケアを提供することを義務づけられています。24時間ケアを提供する手段はというと。。。
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- 動物病院のスタッフが交代で当直またはオンコールサービスを提供する
- 日中とは別に夜間専門の獣医師と看護師を雇い夜間サービスを提供する
- 夜間専門病院と業務提携し、時間外のアドバイス・治療は提携先の夜間専門病院に任せる(最も多いパターン)
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という方法が通常取られます。自分のペットが通っている動物病院がどのタイプの夜間・救急診療を提供しているのかしっかり確認しておきましょう。ペットがどこの動物病院にも登録されていない場合、夜間・救急診療の受け入れ先を探すのに苦労することがあります。なので、何か起こる前に必ず近くの動物病院にペットを登録しておきましょう。
クリスマスまであと5日。しっかりと準備をして、ペットと楽しく安全なクリスマスを過ごして下さい!!












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